有明海の干潟を描いたのが特急有明号のヘッドマーク。穏やかな雰囲気が漂っている。このマークで興味深いのは紺色と白の配色がボンネット型・標準型・583系タイプですべて異なっているところ。ぜひ見比べてもらいたい。
ボンネット型485系を当初多数使用していた特急有明号だったが、ヘッドマークがイラスト化された1985年3月のダイヤ改正においてボンネット型先頭車の多くが常磐線の特急ひたち増発のために転属し、残った車両も特急にちりん運用中心となった。特急有明にはこの時からクモハ485、クロ480といったボンネットではない車両が定期運用に就いている。
したがって、ここでご紹介する特急有明号のイラストヘッドマーク(ボンネット型)は臨時列車に使用するためのものであり、おそらく定期列車としての使用実績はない。当然のことだが、断続的な使用であり、かなりの空白期間もあったりする。
⇒ 文字マーク時代の特急有明号HMはこちら
【HM登場】1985年3月23日(と思われる)
【HM引退】1992年1月5日(と思われる)
【HM使用期間】あしかけ6年9カ月
補足: ボンネット型使用の末期には黒地に「REありあけ」と表記したボンネット型が使われたとの情報がある。