「シュプール号シリーズ」は数多く設定され、その目的地にちなんだ名称にシュプールを冠する列車が何種類もあったのだが、JR西日本のシュプールシリーズの主要系統が1つになり、もはや分類する必要がなくなった2002年末から、大阪・姫路~黒姫を米原経由で結ぶスキー列車「急行シュプール妙高・志賀」の系統を、急行シュプール号とシンプルに呼ぶことになった。
しかし、このマークの使用歴を調べると1995年ごろに既に登場していたことがわかった。つまりまだ急行シュプール妙高・志賀号の時代、または2000年年始に運転された急行シュプール信州号にも使われていた可能性がある。一例として大阪駅11番線で出発を待つ急行きたぐに号(旧塗装)と並んでいるシーンがあるのだが、1993年~97年の急行シュプール妙高・志賀に該当する列車が存在する。
一方でこのヘッドマークの終焉の時期はというと、この時期は京キトのボンネット型先頭車の淘汰が進んでいた頃で、おそらく2004年1月にはすべての運用から外れていたと思われる。基本的にはこれで終了したと思われるが、調べると白山色(金サワ)の489系ボンネットでこのマークを掲げている写真が見られ、代走運用などでもっと遅い時期まで見られた可能性はある。もしくはそれらはシュプール妙高・志賀号時代のものなのかもしれず、結論は出ていない。
細かな点を述べると、「シュプール」の文字がこれより一回り大きいタイプも存在したことが確認されている。
【HM登場】2002年12月26日
【HM引退】2003年?
(京キトからボンネット型すべて除籍されたのが2004/2/2)
【HM使用期間】