基本デザインが同じままでよくぞここまでバリエーションが増やせたなぁと感じる、寝台特急みずほ号のヘッドマーク。このページでは九州内で使用されていた中華鍋型(中央が膨らんだタイプ)をご紹介する。縁より一回り小さく赤い円が配されている。また、本州型(EF66用)と比較するとやや濃いめの「下半分」とグリーンの「みずほ」の文字、英字表記が赤であることなど、随所に違いがある。
1960年の年末から、旧型客車を使用した不定期特急として設定されたようだが、おそらくその初めからこのマークが使用されたものと思われる。というのは、定期列車化(1962年10月1日)⇒20系化(1968年6月1日)と進んでいくのだが、その前段階でこのタイプのヘッドマークが使用されている記録が存在するからだ(1962/7など)。
なお、みずほの文字が山吹色のものが存在し並行使用されていたが、1985年のヘッドマーク再登場以降はそちらのほうがよく目についたように感じる。
【HM登場】1960年12月24日(~1975年3月かそれ以前)
【HM再登場】1985年3月14日
【HM引退】1994年12月3日
(最終運転到着日)
【HM使用期間】23年10カ月ほどか?