北海道の夜行急行は特急型の14系客車を早い時期(1982年)に投入した。初めてテールマークにイラストを採用したのが20系の急行銀河号で1980年7月なので、その時からわずか2年以内のことである。急行大雪・ニセコ・利尻・まりもといった客車急行のテールマークがイラストマークになったのも素晴らしく、非常に魅力的になった。
急行大雪という名称は旭川市から東方にそびえる大雪山系から採られたものである。大雪山“系”という通り、一つの山ではなく旭岳を最高峰とする火山群である。テールマークもその雰囲気を描写したものとなっており、雪の白と空と山肌のブルーのコントラストが美しい。
後に登場した特急大雪号のヘッドマークはこのデザインを完全移植したものである。
【TM登場】1982年11月15日
【TM引退】1992年3月14日
【TM使用期間】9年4か月