首都圏と山形県・秋田県の日本海側を結んでいた寝台特急出羽号のヘッドマーク。羽黒山の石段と杉林を幾何的な模様で表現したものだが、テールマークはこれよりはるかに複雑に構成されている。
おそらくだが、この出羽号のヘッドマークと、同時に登場した寝台特急北陸、あけぼの(黒磯以北)のヘッドマークが、寝台特急のヘッドマークとして初めて平面で制作されたものと思われる。つまり、デザインした切り板を貼り付ける従来の工法でなく、塗装(あるいは印刷フィルム)による制作の始まりとなった。
【HM登場】1985年3月14日
【HM引退】1993年12月1日
(最終運転到着日。その夜から鳥海へ。)
【HM使用期間】8年8カ月