【東海道山陽】特急富士号(戦時中)テールマーク

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戦前の特急富士のテールマーク 国鉄特急(東海道山陽)
戦前の特急富士のテールマーク

山型の富士号のマークというとEF66の先頭を飾ったものを思い出すが、こちらは戦時中に使用されていたという、客車の最後尾を飾ったテールマーク。何より特徴的なのが「FUJI」でなく「HUZI」となっているところ。戦前・戦時に限らず、昭和の時代にはローマ字表記にいろいろな差異が見られる列車があり、その中でも特に大きな違和感を感じるのがこの列車かもしれない。

ただ、この表記にははっきりとした理由があるといわれている。テールマークが登場した当初は「FUJI」の表記でこれはいわゆるヘボン式。幕末の頃に来日したアメリカ人のヘボンが考案したものと言われる。それで1941年から太平洋戦争に突入したことに伴い、徹底的に英米のものを排除しようという機運が高まってヘボン式から訓令式の「HUZI」に変更したものなのだという。

戦前の特急富士のテールマーク

戦前の特急富士のテールマーク

【TM登場】1941年ごろ
【TM引退】1944年3月31日
【TM使用期間】2~3年

愛称別トレイン・データ館特急富士号のデータファイル

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